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株は投資じゃない 虚構であることを証明しよう

公開日: : 最終更新日:2013/09/26 おすすめ記事, エリオット波動(日経平均), 経済

「貯蓄から投資へ」などとまた最近言われだしている。
毎度の事だが、これを真に受ける連中が「株とか投資とかどう?」と言いだしては、現れては消え、また現れては消えがこの世界。

今日は、「株とか投資とか」がいったいどういうものなのかを少し書いてみる。

「投資でもしようかと思うんだけど、最近は株とかどお?」という質問はよくある事。最近、景気がいいらしいじゃんということで色気出す奴が言いだす最初の一言だ。

だが、株ちゅーのは投資じゃない。

株というのは「トレード」であり、商行為である。要するに、店が商品売るのと同じ経済行為になる。

では、純粋に「投資」というのはなんだろうか。それは、ビジネスに対してその創業を資金面で支援することだ。本来、その「投資」の証明になるものが「株券」である。

つまり、投資をしたという権利を売買するのが、一般的にいう「株式投資」と呼ばれる物の正体。

権利を得るなら、それは「投資」じゃないかというかもしれないが、それは証券会社の売り抜け口上である。本当の投資をした連中というのは投資のリターンを求める。それが配当だったりするわけだが、配当で満足行く利益なんぞ出やしない。そこで、考えられたのが「株券」を売り抜ける場所。それが今の株式市場の原型である。

「この株はまだまだ利益がでますよ~」
「まだまだ値上がりしますよ~」

そういう甘い言葉で、安く買ったものを高くうる。それが本当の投資家の正体。投資家が育てたものを売り抜けるのが「株式市場」。そして、それに騙されて買わされているのが「トレーダー」という存在だ。

 証券会社というのは取次業者 だから煽るのだ

証券会社というと、ネットトレードが出来るまでは自分専用の証券担当がついてるちょっとしたステータスだった。その担当から情報をもらったり、証券会社のアナリストなどの情報を見たりして判断していた。

しかし、証券会社というのはそういう慈善事業ではない。情報を売る業者でもない。証券会社というのは、取次をしてその手数料で儲ける商売だ。

だから、取引を何度もしてもらわないと儲からない。もしくは、多額の取引でないと儲からない。

故に、証券会社というのは日夜経済マスコミなんかを巻き込んで大騒ぎするのである。売買させるためにね。

 時価総額は虚構である

株の1株についた値段が、いわゆる「株価」だ。それを1単位というひとまとまり(昔の多くは1000株で1単位)で取引する。

その「株価」だが、いわゆる時価というもので、それは常に変動する。

その時価(株価)と株券の総発行数を掛けたものが「時価総額」というもので、それをその会社全体の価値としてみる。

5/20の日経でもこういった記事がある。
時価総額1兆円超え、94社に急増 07年以来の水準

この「時価総額」は証券会社がよく使う規模の単位なのだが、これは完全な「虚構」なのである。

「株価 x 発行株数 = 時価総額」

これは絶対に成り立たない。
なぜなら、その株価で売却可能な株数は買い手の株数だけだからだ。

当然だが、買い手の買い枚数は発行株数に比べて圧倒的に少ない。もし、「株価 x 発行株数 = 時価総額」が成り立つなら、買い手も発行株数分存在しなければならない。

だから、「時価総額は虚構」なのである。もっというなら、買い手の総枚数分しか「時価総額」にならないのだ。

 板の気配値の見えないところに売買はないと思え

株のトレードをやる時に見るのが「板」である。

これは、その売り手と買い手が、どの金額にどれくらいの枚数の売り買いを指定しているのか見るものだ。これを「気配値」という。

2013-05-21_003116

個人が証券会社のネット情報で見られるのは取引市場によって異なるが、上下およそ5価格程度である。だが、プロの端末はもっと範囲が広く見られるようになっている。

だが、それでも限度がある。

じゃ、見えないところにある気配ってどーなってるの?
例えば、上の図の97円より下はどーなってるの?

場合によって、様々だろうが「中心値」から離れるほど売りも買いもなくなってくる。場合によっては、売り買いゼロという値段がズラーッと並ぶ。

気配値が変わると、プログラム売買が指値を入れてくるので、板に売り買いがあるように見えるが、およそ見えない範囲には「ゼロ気配」があると思ってよい。

プロなどは寄り付き前(売買開始前)など、わざと大量の売り買いを入れて、その板状況を見にくる。その時にシステムの都合で一瞬だけゼロの羅列が見えたりする。「この株って、これしか取引量ねーのかよ」と愕然とする。

 PER20が当たり前? バカコケ

最近のガンホーなんか「PER20」だしまだ普通とか言われているが、このPERというのは「何年で元が取れる?」という指標だ。

PER20だったら、20年である。

つまり、その時の株価で買えば、今後も同じ業績なら、その一株でどれくらいの利益を会社が創出して、それを積み重ねると何年で株価と同じになるかという指標だ。すげー分かりづらいけど。

計算式でいうと

PER = 時価総額 ÷ 1年の純利益

つまり、PERの数だけの年数が経てば時価総額と同じになるという話。

だから、「PER20」(通常「PER20倍」と称される)なら、業績が変わらず、純利益を株主が総取りすれば20年持っていると元金額が返ってくるという指標だ。

そんなウマイ話があるわけがない。
20年持ってるつもりかよ。

故に、PERというのは信頼性のまったくない指標なんだが、それを有難がって証券会社は使う。なぜなら、だましやすい指標だからだ。

 株価というのは現時点の価値じゃない

株券というのは投資したという証明だ。
故に、投資というのは失敗という場合もありえるから、当然「紙切れ」になる可能性もある。

だが、株券というのはもともと「紙切れ」なのだ。

なぜか?
なぜ、そう言いきれるのか?
株券には株価という価値がついているではないか?

その株価という価値に問題があるのだ。

「株価」というのは、「未来の予測される収益から算出された金額」なのだ。
それも根拠が薄い上に、およそ現時点の本来価値の何十倍もの価値になっている。

つまり、株価自体が根拠の薄い予測で成り立つ未来の(それもすごい先の)値段なのである。

それを「株とか投資とかどう?」と言いだしている連中が参考にしたりするのだ。「株」とはほんと理解しがたいものなのである。

現時点の価値でいうなら、今の会社の総資産と負債で勘案する倒産価値を発行株数で割ったものでなければならない。

さて、不景気で業績ガタガタの会社ばかりの昨今。バランスシートで負債が上回り赤字経営なら、一株の本来価値というのはゼロ以下なのである。さらにいえば、「株主責任」があるから、本来なら赤字とか負債は株主が負担しなければならない。ま、実際はそうならないけど、およそ株券なんてのは「紙切れ」同等なのである。

——————————————————–

さて、これが「先物」とか「オプション」とか「FX」とかの「株以外」のものも加えると、さらに面白い話になる上に、ここに「ゴールド」の話がつくと抱腹絶倒ものになるのだが、それはまた今度だ。

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