今回のエジプト軍事クーデターは欧米銀行屋によるさらなる中東ブロックの強化 - 萌えてる非国民♪ 今回のエジプト軍事クーデターは欧米銀行屋によるさらなる中東ブロックの強化 - 萌えてる非国民♪

今回のエジプト軍事クーデターは欧米銀行屋によるさらなる中東ブロックの強化

公開日: : おすすめ記事, 外交ヨミ, 権カ・利権, 経済

エジプトのムルシー政権が軍事クーデターで打倒された件については、先日書いた。その際に、この件はシリアにはさほど影響がないことを主張したが、今回はもう少し詳しく書いてみる。

まず、エジプトの前々政権ムバラク政権は親米国家で米英戦争屋傀儡の国家である。それが、欧米銀行屋が推進してきた「アラブの春」によって、同じく親米のムルシー政権が普通選挙によって成立した。

「アラブの春」は基本的に欧米銀行屋の施策である。なぜなら、手段がそうだというのもあるが、中東アジェンダである欧州とアジアのブロックという役割が中東にあるからだ。これは、2008年の記事で書いた「日米存続に必要な要件」という記事が初見である。

2008-10-30-22-17-31

中央部分に「入口は日本。よって、中東は米国によるブロッキングが続く」とある。

この記事は、オバマ政権が誕生する二か月ほど前の記事であり、すでに夏には「オバマ大統領確定」の情報は得ていた前提の記事になっている。(余談だが、その夏にオバマ大統領確定の報が当時のバブル天井となっている)

つまり、オバマ=欧米銀行屋の施策が上図なのだ。

ちなみに、「米国の町工場化」という予測は当時は誰もしていなかった。世間でやっとこの認識が出始めたのは2012年になってからだ。

さて、話は中東に戻すが、この中東ブロッキングが「アラブの春」という名のイスラム世俗主義国家への侵略行為である。「イスラム世俗主義 → イスラム厳格国家」へ転換させて中東を経済的にブロッキングするのが目的である。そのために利用されたのが「アラブの春」だ。だから、「アラブの春」は民主革命でもなんでもないとずっと主張しているのである。

現実もそうだった。「アラブの春」とか言っちゃって、民衆革命とかSNS革命とか言っちゃってるが、結果できたのは無政府国家とイスラム厳格国家で、世俗国家が潰されただけだった。

唯一、それに抵抗しているのがシリアだ。まこと、シリアというのは世俗的・人間的な国家の牙城なのである。

さて、今回のエジプトの軍事クーデターだが、犯人は欧米銀行屋である。ムスリム同胞団が欧米銀行屋の施策を行っていたので、それをひっくり返した軍事クーデターが米英戦争屋の仕業と考えたいのは理解できるが、実際にはエジプトを使った政権転覆のテストである。要するに、ムスリム同胞団はイスラム厳格国家をつくるには役不足で優しすぎたのだ。

ということで、米国など大手メディアは当初から「軍事クーデターではない」と喧伝している。明らかに軍事クーデターであるのだが、火消しに回っているのだ。

さて、シリアへの影響についてだが、シリア攻撃をしてきたエジプトが消えたので好都合だろうか?
同じくシリアを攻撃しているトルコはいちはやく「エジプト軍事クーデター」を非難する声明を出している。反面、シリアのアサド政権は歓迎ムードだ。大手メディアでもこの流れで、エジプトの軍事クーデターがシリアのアサド政権に有利に働くだろうと書いている。

それはごもっともなのだが、今回の軍事クーデターでは表面がすげ変わっただけで、黒幕は変わらない。だから、シリアにとって根本的な影響は薄いのである。

むしろ、注意すべきはムルシー政権より過激な政権が出来ることだ。そして、同様の手法が今後行われることになるということだ。これは明らかにシリアなどの世俗派にとって悪影響である。

で、ここで中東ブロックの話に戻る。

2013-07-07_190217

地政学的には欧州とアジアを分断するには「エジプト」と「イラン」を支配下におけば良い。トルコより北はもうロシアだ。そして、「エジプト」はスエズ運河がある。この利権が目的だ。

そして、「イラン」を支配下に置けば大陸は遮断できる。だが、イランを支配するには「シリア」が邪魔なのである。だから、いま「シリア」が侵略されているのだ。

あくまでも、シリアはイランへの布石である。

そして、今回のエジプト軍事クーデターは欧米銀行屋によるさらなる中東ブロックの強化である。

なお、今回の軍事クーデターはロシアは承知した結果だろう。なぜなら、メリットはあってもデメリットはないからだ。だから、ロシアのマスコミも「シリアにとっては好都合ではないか?」という記事を述べるにとどまっている。

関連記事

no image

増田俊男逮捕

 「増田俊男の世界」のマッスーこと増田俊男は出資法違反で告訴されていたりして、サンラの金銭トラブル

記事を読む

no image

自由シリア軍は市民を殺すテロリストだ

昨晩(10/24)、シリアの首都ダマスカスで爆弾テロが発生した。 今回も自動車爆弾で、ここのとこ

記事を読む

2013-01-17_105053

まとめてアルカイダというのは非常に分かりづらい

昨日からフランス軍がマリに介入、アルジェリアで日本人5名(+フランス人1名)が誘拐されたと賑やかだ。

記事を読む

2013-02-24_061104

ダラヤで虐殺された市民 #NATO の自由 #シリア 軍により制圧された町 #midjp

昨年、自由シリア軍が行ったダラヤの大虐殺。自由シリア軍を追い出してくれと叫ぶシリア国民。これ

記事を読む

no image

自由シリア軍が全滅すれば平和になる

ドイツのテレビが「トルコ領内に砲撃したのはシリア政府ではなく、自由シリア軍(FSA)」だと匂わせる報

記事を読む

2013-07-27_214446

7/1の体感が東電資料と一致

吾輩、7/1にこんな記事を書いている。 6/30の20時くらいから、フクシマから放射能が関西ま

記事を読む

2013-03-21_003847

アメリカによる中国諜報機関へのハニートラップ

10か月ほど前、中国でアメリカのスパイが摘発された。容疑は中国の対米政策などの重要情報のスパ

記事を読む

8764979

【シリア】ロイター通信は(アサド政権が)7月に「数カ月以内に倒れると考えた時期もあったが、数年間は存続する」との英当局者の見方を報じた ~ サヨナラ自由シリア軍 ~

※写真はこれから自由シリア軍と戦うことになる元同志社大学教授の「アルカイダ師匠」の勇姿(いつ

記事を読む

HRW

【再掲】戦争屋に貢献するヒューマン・ライツ・ウォッチ

旧記事:戦争屋に貢献するヒューマン・ライツ・ウォッチ シリア問題においても、ヒューマン

記事を読む

no image

戦争屋も黙っているわけがない

エジプトで政権を取った軍部が「民主主義」を目指すといっている。 米国銀行屋(B陣営)が仕掛け、

記事を読む

no image
トランプ優勢なら株価上げだが2016/11/9に日経平均は1000円近い下落

2016/11/9に日経平均は1000円近い下落をしている

no image
週明けになんかあるかもしれんなぁ

なにか不測の事態が週明けにあるんだろうねぇ。 チャートに出てるか

no image
トルコのクーデターはエルドアンの自作自薦

日本ではトルコでクーデターがあったと騒いでいるがばからしい話である。

no image
調整波だから上がりもしないし下がりもしないよ

EU離脱危機だかなんだか言われているが 根本的にはただの円高要因

no image
日経平均15000円割れ 英国EU離脱

2月12日に「日経平均の次の次の下落はもっと大きい」と書いた。

→もっと見る

PAGE TOP ↑