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キプロスで預金者に財政負担を強制したが騒ぐほどのものではない

公開日: : 外交ヨミ, 政治, 権カ・利権, 経済

EU=ヨーロッパ連合などから金融支援を受けることになった地中海の島国・キプロスでは、支援の条件として、銀行の預金者も一定の負担を迫られることになったことで、国民から反発の声が上がっています。
キプロスは、ギリシャの財政危機の影響で経営が悪化した銀行の救済などのため、EUに財政支援を要請し、ユーロ圏各国の財務相は16日、最大100億ユーロ(日本円でおよそ1兆2500億円)の支援を行うことで基本合意しました。

キプロス 預金者も一定負担に反発(NHK)

昨晩、速報が流れて、朝から日本でも報道されている。

イギリス連邦加盟国「キプロス」(半分はトルコの不法占拠)の銀行預金口座に対して、10万ユーロを超える預金には9.9%の徴収。10万ユーロ以下には6.75%の徴収を行う。

平たくいうと、キプロスに口座を持っている連中は強制的に政府にお金を取られるということである。

ちなみに、キプロスは南北に分断されている。南はギリシャ人が占め国連に加盟している国家。北はトルコ人が占めトルコのみ承認している。私の世代だとキプロスと言えば民族戦争の場だ。

理由はこうだ。ユーロは金融危機で財政が悪化。これといった産業もないキプロスでは政府収入も減少傾向にあり、国家破綻目前であった。

それに対してEUは金融支援を行う。金額にして100億ユーロ。

だが、EUは条件として債務の削減をすることを要求。キプロス政府は最後の手段として、自国内の銀行口座から強制的にお金を徴収する事に決定した。60億ユーロ弱の徴収になる。

自国の財政危機に対して、国民がそれを分かち合って債務を返済するという理屈である。これはこれとして理屈は通る。このまま放っておいて、金融破綻にでもなればもっと被害は大きい。ならば、みんなで負担しあいましょうという話だ。

 以前から予測されてきたことであり驚きには値しない

現在は「世界的な恐慌」状態にある。こういう事態は以前から予測されてきたことであり驚きには値しない。ただし、これが「強制的に預金封鎖で徴収された」というのは、される側からすれば一大問題であることも確かである。

キプロス自体は「タックス・ヘイブン」であった事から、預金口座には外国の資産が多い。報道でもロシア人の口座が多いとされているが、それを考えるとかなり思い切った策である。

今回、キプロスが思い切った策を講じたのは、こういった事情もあるだろう。「マネーロンダリング」で汚れた金なら文句も少ない。

 封鎖自体に問題があるわけではない

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キプロスの件も「預金封鎖」と報道されているが、それ自体はお金を徴収する際に行う一時的措置であって、封鎖自体に問題があるわけではない。

要は、封鎖して実際に行われる事が問題なのである。今回なら「預金の強制徴収」である。

まぁ、「預金封鎖」するという事はイコール「預金の強制徴収」するくらいなので、実質は同じ事だが混乱を招くので「預金封鎖」と言う。

 過去の日本はもっと酷いことをした キプロスのやり方は生易しい

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日本でも過去「新円切替」ということをした。1946年2月16日に突然行われた。その際に金融封鎖が行われている。

インフレ対策として紙幣流通量を制御するための「新円切替」とは言うが、実際には切替量に制限があったために「政府による資産の没収」でもあった。

そもそも、「新円切替」ではインフレ抑制は期待出来ない。本来の目的は「資産の収奪」であるのは明確だ。新円に切り替える量を制限した上で、預金封鎖して旧円を引き出し出来ないようにしたのである。その為、預金は新円に切り替えることができずに無価値となったのである。

今回のキプロスはそんなややこしい手順は踏まずに、正々堂々と徴収した。当然、国の危機は国民の危機である。国民の皆さんで痛み分けしましょうというわけだ。

さらにいえば、キプロスの件はまだ生易しい。日本の「新円切替」では、旧円が廃止され、新円が新しくできたわけである。キプロスはそこまで行っていない。

この切替というのは会計的に言えば「旧勘定をなかった事にして、新勘定にしてしまう」ということだ。こう言えば、これがどういうことかすぐに分かるだろう。

 これで市場が混乱するということは現状想定しえない

今回の話、要するにキプロスで預金者に財政の負担を強制させたという話である。そのために「預金封鎖」をしたわけだが、そっちの方が話題になってバカブログなどで大騒ぎしているわけだ。

今回の措置は金融混乱を防止するための施策として考えるべきであり、これで市場が混乱するということは現状想定しえない。

ただ、ユーロ圏の他の国で預金引き出しが横行することは想定できる。つまり、キプロスに続く国が出てくるのではないかと他のユーロ国市民が動揺して動く可能性である。その為、預金を引き出して現物資産などに振替える可能性がある。

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